復興応援イベント
「紫苑 sion 〜全国から想いを運んで〜」
2012/09/09 @七ヶ浜町国際村アンフィアシアター
2012年9月9日に宮城県七ヶ浜町の国際村にて”復興応援イベント「紫苑 sion 〜全国から想いを運んで〜」”を開催し、エアリアル（空中）パフォーマンス・忍者ショー・キャラクターとのジャンケン大会・全国から届いたお土産のプレゼントをさせて頂きました。
更に詳しい内容をお知りになりたい方はこちらのサイトをご参照頂ければ幸いです。
こちらではイベントのご報告をさせて頂きます。
今回、関東・関西から参加したのは下記のメンバーです。
(※ブログまたはウェブサイトを持っているメンバーは名前にリンクが貼ってあります）
＜忍者ショーの出演者＞
関田豊枝さん
山本美智子さん
宮崎重信さん
山田清崇さん
大森亘凉（Greif promotion）さん
次賀慎一郎さん
萩原啓介さん
＜エアリアルショーの出演者＞
村山知世さん
渡邊純子
＜スタッフ等＞
片岡由美さん
長尾亜紀さん
沼田知美さん
イクトゥス・プロジェクトさん
現地では「ともしびプロジェクト」さんのお二人や宮城在住の親戚が当日の手伝いで参加してくれました。
イベント自体は9月9日でしたが、その前日となる9月8日に「浜を元気に！七ヶ浜町復興支援ボランティアセンター」で今回の出演メンバーと一緒に活動をさせてもらいました。
本日お手伝いさせて頂いたのは田んぼの除塩作業前の最終瓦礫拾い（※上記写真がその活動です）。
津波で海水を被り、塩害を受けた田んぼはそのままでは作物は育たない為、土の中に含まれてしまった塩分を取り除かなければいけません。その作業の前に瓦礫を全て取り除きます。
重機で土を掘り起こし、出て来た瓦礫を手作業で拾い、これを3回以上を行います。今日はその最終工程。本当に残っているのは小さな瓦礫だけでしたが、それを１００人近い人数で拾って行きました。
私達は今日の一回だけでしたが、足場も悪く、残暑も厳しい中、ずっと活動を続けている皆様には頭が下がるばかりです。
活動の間に適時休憩があるのですが、その時に長くボランティアをしている方のお話を聞けたりと、とても貴重な時間を過ごさせてもらいました。
毎回思うのですが、こうしたボランティアでの出会いにも感謝です。
今日のこの作業の後、水を張り、除塩作業が本格的に始まります。
今回参加したメンバーとも話しているのですが、新しくよみがえった田んぼや畑を絶対に見に来たいと思っています。
昼休憩の合間に紫苑メンバーによる南京玉すだれと忍者ショーのショートバージョンを上演させてもらいました（さすがにエアリアルは出来ないのでエアリアルチームは応援に回りました）
←こちらはみっちゃん（山本）とみーやんさん（宮崎）による南京玉すだれ。
忍者ショーは明日の殺陣から一部抜粋で。狭い場所でしたが、それがまた迫力ありましたね。
ボランティアの皆さんにも喜んでもらえた様で嬉しかったです！！
ボランティア後、ボランティアセンターへ少しばかりですが、今回「紫苑」の為に集めた支援金の中から一部を募金させて頂きました。
御協力頂いた皆様、本当にありがとうございます。
「浜を元気に！七ヶ浜町復興支援ボランティアセンター」はまだまだ活動を続けて行くそうです。
とても温かいボラセンです。宜しければ是非、一度足をお運び下さい。
詳しいことはこちらのウェブサイトをご覧くださいね。
（ありがたい事にボランティアセンターのブログに当日の記事を掲載してもらいました！
↑そこから頂いた写真をぺたり）
ボランティア後に明日の会場となる国際村へ。
会場の方のご配慮でしっかりと見学できました。感謝です！！
七ヶ浜の浜辺にも立ち寄りました。
子供達やサーファーの方が楽しそうに遊んでいました。
ですが、海とは反対を向くと津波の傷跡も多く。
私自身はこちらの浜での活動もさせて頂いたこともあったので、何度か目にしている光景ではあるのですが（もちろん、見る度に胸の奥が締め付けられますが）、初めて見たメンバーは色々と思うことがあった様で皆、言葉は少なかったです。
帰宅後、イベントのご来場者様に配るお土産の最終チェック。
今回のイベントではサブタイトルに「全国から想いを運んで」とある通り、全国の皆様から「想い」＝「お土産」という形で応援を頂きました。
（※「お土産プロジェクト」の詳細はこちらをご参照ください）
本当に多くの方から御協力を得る事ができ、総計約330セットとジャンケン大会用の大きいお土産を14セット作ることができました！！
ラッピング後のお土産はこんな感じに（白い袋４つに40セットずつ入っています）
御協力頂いた多くの皆様に感謝ばかりです。ありがとうございます！！
そして当日！！まずはエアリアルの布を吊るす三角形の鉄柱、通称トラちゃんの組み立てです。
メンバーの亘凉さんが素晴らしいラチェット使いを披露してくださり、ほぼ予定の時間内に完成！！
忍者ショーのリハーサルからはじまり、エアリアルの確認もOK。
そうこうしている内に少しずつお客様が集まり始めました！！
今回、完全に無料のイベントでチケットも配っていなかった為、どれだけの方が来てくれるのかがわからなかったのですが、小さいお子様からお年を召した方まで幅広い方に来て頂くことができました。
交通の便があまりよくない中、本当にありがたいです。
感謝を込めつつ、「紫苑」開幕です。
まずはオープニングダンス！！
上々颱風さんの「愛よりも青い海」の音楽に乗せてみっちゃん振付のダンスをお客様と一緒になって踊りました！！
初めての振付にも関わらず、笑顔で踊ってくれる方が沢山いらして本当に嬉しかったです！！
そこからちよちゃん（村山）と渡邊のエアリアルデュオ
雰囲気がガラリと変わり、陽気で楽しいみっちゃんの「南京玉すだれ」へ
南京玉すだれが終わると共に迫力のある忍者ショーへと突入！！
時にお客様を巻き込み、笑いもありつつも、最後の殺陣は圧巻！
忍者ショーの後は「ちびっこ忍者教室」の開幕です！！
元気いっぱいのお子様が沢山修行に参加してくれました。
将来有望な忍者が生まれた瞬間です！！
そして渡邊のエアリアルソロへ。
公演の最後はナムキャラ応援団の宮城県代表のtanacoちゃんを迎えて、大ジャンケン大会！！
白熱しましたっっ！
そしてイベント終了後にご来場の皆様へ全国から届いたお土産の詰め合わせをプレゼントさせてもらいました。
写真は子供達に大人気のtanacoちゃん！！
夜は「ともしびプロジェクトwith紫苑」ということで、被災地に希望の光を届ける活動をしている「ともしびプロジェクト」さんとコラボレーションしたイベントをさせてもらいました。
「ともしびプロジェクト」の吉川さんからお話の後、ちよちゃんとのエアリアルデュオをキャンドルの灯火の中で。
後半にはクリスタルボウル演奏家の安達さんの素敵な音楽の中で即興で踊らせて頂きました。
ただただ祈る様に。
想いを込めて。
安達さんの音楽が夜の空にとけ込んで素敵で幻想的でした。
コラボレーションさせて頂けて本当に幸せです。
御陰様で一回も雨も降らず、予定通りにイベントは全て終了する事ができました。
最後にメンバーとスタッフでばらし作業。その中には岩手の大船渡から駆けつけてくださった忍者メンバーの仲間の滝田さんのお姿も！！
本当にありがとうございます！！
滝田さんには配りきれなかったお土産セットをお渡ししました。
大変嬉しい事に大船渡で配ってくださるそうです。ありがとうございます！！
今回のイベントではスタッフ、キャストの他、本当に多くの方に御協力頂き、そして多くの方に観に来て頂きました。心から感謝しております。
ちなみにこちらは今日のお弁当。
これは私が初めて震災後に多賀城でボランティアをした時に出会った素敵な女性、吉田千恵ちゃんの手作りお弁当なのです。
ブログ等でご紹介させてもらったのですが、あの日（震災一ヶ月後）に作業をする中で彼女の夢がお店を持つ事だと聞き、いつか宮城でイベントを開催することになったら彼女にお弁当を頼むことが私の夢となりました。
彼女はこの春にお店を持つ夢を見事に叶え、この日私の夢も叶えてくれたのです！
本当に美味しいお弁当でした。
塩竈市のデリカテッセンkettleさんです。お近くにいらっしゃった際は是非是非！美味しいですよ！！
千恵ちゃん、本当にありがとうございます！
こちらが本日のキャスト＆スタッフ写真です！（何人か写っていないメンバーもいるのですが）
忘れがたい大切な一日となりました。
七ヶ浜町の皆様をはじめ、観に来てくださった多くの宮城県の皆様
御協力頂いた多くの皆様
ともしびプロジェクトの皆様
頼りがいがあり、チーム力抜群のスタッフとキャストの皆様
本当にありがとうございました！！
そして最後に今回のイベントを一緒に作り上げてくれた大切な２人を紹介をさせてください。
昨年の8月に一緒に七ヶ浜でボランティア活動をし、今回のイベントの企画を最初から手伝ってくれて素敵な演目を作ってくれた２人です。
右が「忍者ショー」及び「ちびっこ忍者教室」の全演出、殺陣振付、キャスティングをしてくれた関田豊枝さんこと関ちゃん。
左がオープニングダンスを振付し、軽快なMCでお客様を温め、素晴らしい南京玉すだれも披露してくれた山本美智子さんことみっちゃんです。
本当にありがとう！！２人がいてくれたからこそ、出来上がったイベントでした。
そしてこのページの最初に掲載した素敵なちらしを作ってくれたのが、関ちゃんとみっちゃんと3人で七ヶ浜ボラセンに参加した時に一緒に活動をして仲良くなった高校の美術部講師の大成海さんでした。
海ちゃん、素敵なちらしをありがとうございます！！
この一回だけではなく、こうして七ヶ浜を通じて更に強くなった縁や出会いを大切にこれからも
まだまだ続けて行きたいと思っているプロジェクトです。
これからもどうぞ「紫苑」を宜しくお願いします。
心からの感謝を込めて
渡邊純子
